あらためまして

本年もよろしくお願いします。

 

 

 

弊社も本日から

仕事はじめとなり

 

 

 

 

 

 

さっそく、

排水管つまりの問い合わせがきたり

今夜の新年会の準備などで

忙しく業務をこなしています。

 

 

 

休みの間に読んでいた本を

ご紹介します。

 

 

 

 

 

 

『ヒトはなぜ、ゴキブリを嫌うのか?

〜脳化社会の生き方〜』

 

養老孟司著

 

 

 

昨年、養老孟司先生の講演を聴いたときに

書籍販売コーナーにあったので購読。

 

 

 




無理やり本書をまとめると!




私たちが日常の中で

合理性を求めて、

いかに自然と人工を

区別しようとしているか?




死者と生者

自然と人工

男性と女性

ヒトと動物




などなど




本来は綺麗に

断ち切れるはずのないものを




私たちは日常生活の中で

無理やり断ち切ろうと

しているみたいです。




さてさて。

ヒトはどうしてゴキブリ嫌うのか?




本書では、

都市化された生活の中で




自然と人工

動物と人間

生と死

ヒトとゴキブリ 




などを切り離して

生活してきた故に




自然の象徴のひとつである

ゴキブリが自分の身の回りに

存在することが許せない!




と本書では書いてあります。




ゴキブリは衛生的に

ダメな奴であるということを

大前提として書くと。




ゴキブリひとつにしても、




駆除マニュアルがあって

「こうすれば、ある程度駆除できる」っていう

考えがあるがゆえに




自分自身が

ゴキブリをモノあつかいしてる

感があるのです。




(本書を読むうちに)




これって

どこか感覚がマヒしているような

気もしてきて




大袈裟な言い方をすると




ゴキブリの生息を完全に

コントロールできている




という感覚の延長線上に




「生と死」という自然現象や

「大規模災害」すらも




人間が完全にコントロールできるという

錯覚になるのかなと。




もちろん、

プロの仕事としてゴキブリ生息は

コントロールしますけど!




世の中が衛生的になったきた反面

世の中がゴキブリが生き物ではなく

汚い「モノ」という認識になってきたのかも。




意識や感覚の問題として




「ゴキブリも私たちと同じ生き物である」と

再認識って大事なのかなと。




予断ですが最後に

本書の興味深い一行を。




ヒトは死んだら、

「モノ」なのか「ヒト」なのか?




法律的には死者に人権はないので

「ヒト」は死んだら「モノ」らしいです。




これって例えば

「AI美空ひばり」でいうと。




亡くなった

美空ひばりさんには

人権が無いから




美空ひばりさんをAIで

生き返らせたってことなんですよね。




故人でなくなり、

誰かが作った人工物として

AIになっちゃった美空ひばりさん




「人生って不思議なものですね」って

AI美空ひばりに『愛燦燦』を歌ってもらったら




聴いてる方は

どう思うのですかね?




新年なので

今年の抱負とか書こうと思ったのですが(笑)

それはまたの機会に。




ではでは、また!