1492年10月12日、

コロンブスがアメリカ大陸の

発見と上陸した日として、

 

 

10月12日を

コロンブスデーと呼び

記念日として祝日にしています。

 

 

明日は、アメリカの多くの州が

祝祭日になるそうですが、

 

 

昨日のヤフニュースにて

それに関わるこんな記事が・・・

 

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米で「コロンブス・デー」巡り

歴史上の人物の評価を

見直す動きが出ているアメリカでは、

 

「コロンブス・デー」という

祝日を迎えましたが、

その名前をめぐっても論争が起きています。

 

歴史上の人物であるコロンブスに対して

「先住民を迫害した」などとして、

 

祝日の名を「先住民の日」に

変えるべきだという声が出ています。

 

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時代が変わると

過去の歴史に対しての

考え方も変わってくるのですね。

 

 

 

さて、アリ業界の中でも、

似たことが起きてます。

Fire Ant こと、ヒアリ(火蟻)です。

 

 

昨日は、京都にて

「ヒアリワークショップ ヒアリに関する同定、生物学と防除」の

講演を聞いて来ました。

 

北海道では

まだ発見されてないみたいですが、

 

赤丸の地域は、生息が充分できる。

白丸の地域は、生息できるかもしれない。

 

 

画像見えにくいですが

北海道は生息できるかもしれない

地域に入ってます。

 

もともとは、

南米に生息していたのですが、

 

世界の経済活動や物流量の

増加とともに少しずつ

各国に広がっています。

 

ヒアリ年表

1930年代    アメリカで発見

1980年        西インド諸島で発見

2001年        オーストリア・ニュージーランドで発見

2003年       台湾で発見

2004年       中国で発見

2017年        日本で発見

 

日本での目撃は、

外国からの船が行き来する

貿易港で発見されてます。

 

中国からのコンテナやその周辺で

発見されているため、

 

南米から中国に渡り、

生存拡大したヒアリが

貿易船で日本に来たと推測できます。

 

 

今は、港や物流センターにて

発見されてますが、

 

これ以上、拡大しないように

水際で食い止めようとしています。

 

理由1

世界の侵略的外来種ワースト100に

載る特定外来種

 

特定外来種とは日本在来の生物を食べたり、

人間の生命に危険を与えたり、

農林水産業に被害を与えたりする

生物のことです。

 

放っておくと

日本の生態系が

変わってしまいます。

 

 

理由2

ヒアリによる被害金額

 

ヒアリが生息しているアメリカ南部では、

年間の被害額が5000~6000億円と言われています。

 

内訳は

 

・一般家庭へ侵入した際の駆除費

 

・電気設備に侵入し漏電や火災を引き起こす

 

・農作物を食い荒らす

 

・家畜を襲う

 

などなど、、、

 

 

たかがアリと

あなどっていると

大変なことになりかねません。

 

うちの会社でも

小樽港の生息調査の

お手伝いをさせて頂きました。

 

まだ調査中で、

ヒアリが生息しているか

どうかの正式な報告はできませんが、

 

(正式な報告は、環境省さん等の行政から報告あります)

 

 

小樽で今後、

ヒアリが出てくるのかどうかは、

わかりませんが、世界の温暖化にともない

生態系は変わりつつあります。

 

 

 

また、

ヒアリ先進国のアメリカでの研究によれば、

在来のアリが多い地域では、

アリ同士で競合しあうため

外から来たヒアリの生息数は少ないそうです。

 

 

 

外から来たヒアリが

生息拡大しないために

日本のアリも頑張ってほしいです。

 

ヒアリのお話はもう少し続きます。