先日から、ヒアリのことを書いてます。
今日も、もう少し書き進めていきます。
ヒアリには2種類の
ヒアリのアリ塚があります。
ひとつは、
単女王制のアリ塚。
単女王制(たんじょおうせい)とは、
1匹のヒアリの女王アリで
形成されているアリ塚です。
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o0480036014048018056.jpg)
もうひとつは、
多女王制のアリ塚。
多女王制(たじょおうせい)とは、
複数のヒアリの女王アリで
形成されているアリ塚です。
多女王制アリ塚は、
同じ場所にアリ塚が多数あるため
駆除困難になってしまいます。
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o0480036014048018061.jpg)
土が盛り上がっているところが巣です。
ちなみに
女王アリがたくさんいる多女王制ですと
オスアリも肩身が狭く大変そう。。。と
思ってしまいますが、
実はアリの世界では、働きアリはメスだけなのです。
オスアリは子孫繁栄のための新女王アリと
交尾をさせる時期だけ生まれます。
アリ駆除でもっとも重要なことは、
日本のアリでも、ヒアリに対しても、
女王アリが駆除できるか?どうかなのですが
多女王制の巣の場合、
女王アリは複数いますから、
1匹でも女王を逃してしまうと、
また、近くで卵を産み、
新しい巣を作っていきます。
しかも女王アリは、
アリ塚の一番の深い場所(最深3m)にいる
可能性があるため殺虫剤を
アリ塚の表面にかけても
女王アリにヒットしない恐れがあります。
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o0480036014048018072.jpg)
これらが駆除のしにくさを
助長させてます。
でも、
女王アリたちを駆除しなければ
エイリアン2の
クィーンがエイリアンを産み続けるように
ずーっと増殖し続けてしまいます。
次回は、
人類vsヒアリ について書きます。