![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o1080081014712486264.jpg)
堀川教授は
こう述べてました。
不要になった運河を
行政としては
埋め立てて道路を作りたいという主張。
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o1080081014712486269.jpg)
それに対して
運河保存運動の皆さんとしては
不要だからと言っても
子どもの頃、そこで遊んだという
まちの人の思い出があり
これからの小樽運河は
思い出を共有しあえる
場にしてほしいという考え
そんなお話を聴いて
物(建物)には、思い出が
タグ付けされているってことを
再確認させられました。
適切な例えか
どうか分かりませんが、
うちの会社でも
不要な物は徹底的に捨てようと
ありとあらゆるものを
捨てまくりました。
でも。社長から
「これだけは捨てるなよ!」と
念を押されていたのが
辞書
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o1080107214712486279.jpg)
こんなの全く使わないでしょ!
捨ててもいいでしょ!って
思ってました。
が、
どうしても社長は
捨てたく無いのです。
それは、昔。
全く読みもしない
辞典なのにも関わらず
高い高いお金を出して
苦労して買ったという思い出があるからと
推察できるわけで。。。
これで
僕が捨ててしまったら
やっぱり騙されて、不要な物を
無理やり買わされたんだ!と
社長が思ってしまうのです。
ここでも物には思い出が
タグ付けされてます。
まぁ。。。さんざん、
社内の物を捨てまくったので
僕も妥協して
辞典くらい保存しておこうと思いました。
何でも捨てれば良いってもんじゃない
人の想いが強ければ
全く使わない辞典も保存の価値はある
という意味を込めて
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o1080144014712486290-768x1024.jpg)
現在では
社長のセリフも付けて
保存しています。
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o1080081014712486297.jpg)
外部から
誰かが見学に来た際には
社長が捨てるのを反対していた話とか
辞典を保存するようになった経緯を話します。
![](https://www.kitanihonsyoudoku.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/o1080081014712486308.jpg)
すると、見学に来てくださった方は
写真を撮っていくのです(笑)
自分の会社のことしか知らないので
こんな例え方しか知りませんが、
たかが辞典といえども
ここまで、「想い」と「物語」があれば
保存する価値はあります。
小樽運河も大先輩の
「想い」と「物語」で
ここまでの遺産になったのですね。
ではでは、また!